関西の某大学で学んだ 化粧品の特性を見分ける極意

みなさん、化粧品工学って知っていますか?

どうも、CHIAKIです! ザザーンッ、先日、こちらにお邪魔しておりました!

関西大学(大阪府吹田市)

この写真を見てピンときた方はかなりの“通”ですね。「どこかの美容専門学校?」、ブブー、残念ながら違います。

こちらは、大阪府吹田市にある関西大学のキャンパスです。この日、なんで関西大学にお邪魔したのかというと、この講座の模様を取材するためでした。

その名も「美容・化粧品工学」講座! ヤバくないっすか、この授業。というか、どんなことを学んでいるのか、かなり気になります。

理系・文系の垣根を越えて開催

ちなみに関西大学は、理工系と人文系の両方を併設している総合大学なのだとか。なので、ひとつのキャンパスの中に、理工系の学生と、人文系の学生が勉学に励んでいるそうです。しかも最近の学術界では、この理工系、人文系という枠を取り払ったところで、広く学生のみなさんに何かを学んでほしいという機運が高まっているみたいですね。実は、上記の「美容・化粧品工学」は、そうした流れを受けて、開講した講座のようです。

講座の概要

全15回の同講座は、主に関西大学の大学院生を対象としたもので、わたしがお邪魔したときは、その第9回目でした。テーマは、「化粧品の処方」について。処方というのは、例えば、あるスタイリング剤のワックスをつくろうと思ったとき、樹脂を配合したり、油分を配合したり、香料を配合したりと、いろんな成分を配合するその方法のようなものです。これ、知っちゃったら、化粧品のボトルの裏などに記載してある「全成分表示」を見ただけで、どんな製品かわかっちゃうんのでは?

授業では、まず化粧品を構成する成分と、大まかな組成について解説しています。ふむ、ふむ、化粧品って、水生成分というのと、界面活性剤、そして油性成分からできているんだな。結構、シンプルなつくり! あと、その他の成分ってのもありました。そこから、実際の製品を例に、裏面の全成分表示のリストを見ながら、どれが水生成分で、どれが界面活性剤で、またどれが油性成分かを大まかに見ていきます。

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