時短施術、プラスメニューでさらなる生産性アップ!

“1分”でできるプラスケアの提案

どうも、CHIAKIです! 前回のブログでは、このコロナ禍でひとつのキーワードとなっている「生産性の向上」を実現するためのカラーの時短ワザをご紹介しました。ご覧いただいた読者のみなさん、いかがでしたでしょうか。

さてさて、今回もテーマは引き続き、「生産性の向上」を考えたいと思います。その場合、時短以外の側面で思い浮かぶことはありますか? …シンプルに考えて、「客単価アップ」もポイントになってきますよね。

今回は、前回のカラーの時短ワザと連動した客単価アップの施策を考えようと思います。単純ですが、客単価をアップさせるには、プラスメニューが一番。特にケア系のメニューは、お客様が実感できれば、かなりの破壊力があります。まずはこちらの写真をご覧ください。

前回ご紹介した液体カラーを使った施術例のふたつめです。こちらの施術では、カラー以外にケアの施術もプラスしています。BEFOREの状態は肩下5㎝くらいのボブ。そのボブのレングスを大胆に詰めて、ラベンダー系の液体カラーをオンしたのが、AFTERの写真になります。

先ほどもお話しした通り、ここにはプラスメニューとしてケアの施術も加わっているんです。しかもケアに関わる施術時間は1分。「マジで、ありえない!」という声が聞こえてきそうです。でも、実際、それが出来るんです。この施術で活躍するのがこちら

レブリン酸希釈液です。レブリン酸は、いわゆる酸熱トリートメントとして使う成分として有名ですが、実はキューティクルの収れん促進にも使える成分でもあるんですよ。この特性を見逃している方はまだまだ多いようですね。今回のケアテクニックでは、このレブリン酸の収れん特性を利用し、ケア施術にまでもっていくというワザをご紹介しようと思います。施術では、前回ご紹介した液体カラーでカラーを行い、まずは時短を狙います。その乳化のタイミングがポイントです。

乳化の段階でレブリン酸を加えるだけ

大事なので、もう一度繰り返します。乳化のタイミングでレブリン酸希釈液を投入です。

ちなみに乳化するお湯とレブリン酸希釈液の割合は、10(お湯):1(レブリン酸希釈液)の割合です。例えば乳化用のお湯が5Lとかなら、500mLのレブリン酸希釈液を入れます。あとは通常の要領で乳化をすればOK。なので、上のほうでは施術時間1分と書きましたが、実際には溶液をシャンプーボールに入れるだけなので、実質プラスされる施術時間はゼロ!これだけで髪のツヤ感と手触りが確実に変わります。

もちろんお客様も実感できるレベルですよ。撮影にご協力いただいた『CoCooN』さんでは、これで1,100円の単価アップだそうです。1分もかからない施術で、1,100円。つまりかかっているのは、薬剤コストおのみってわけです。

ヤバいっすよね。おっと、ここまで読んだところで、「結局、新しい剤を導入しないと時短も、単価アップもできないのかよー」という嘆き声が聞こえてきました。安心してください。大丈夫ですよ。今、発売の「経営とサイエンス」2020年9月号では、もちろん通常のアルカリカラーを使った場合の時短施術策も提案しています。このコロナ禍、なるべく短時間でお客様の「なりたい!」に応える提案として是非とも活用してほしく思います!