週休4日で月に180人の顧客に対応する女性スタイリストの仕事の回し方

対応するお客様は最大で1日20名

2019年6月号でご紹介した「週休4日で月に180万円売り上げる女性スタイリストの健康管理法」では、『BASSA所沢店』のアートディレクター末広由起子さんの休日の使い方などについてお伝えしましたが、今回は、1日にMAX20名のお客様に対応するという仕事の回し方についてお伝えしたいと思います。

売上月180万円・『BASSA 所沢店』末広由起子ディレクター

まずは、末広さんの働き方と、月の売上&客数について、改めてご紹介します。

  • 出勤は毎週「日・月・火」の3日間|サロンの営業時間は10:00~20:00
  • 月の売上は180~190万円
  • 客数は170人~180人

ちなみに、現在の働き方をスタートさせた今年1月から、カット料金を5,400円から6,480円(税込み)に変更したそうです。
※2019年5月現在|消費税率8%

30分に1人という独自のルール

注目したいのは客数ですが、1日にこなす平均的な客数は15人前後だそうですが、日曜日など多い時は20人くらい対応することもあるそうです。現在サロンは7名のスタイリストと4名のアシスタント(ケアリスト)という編成なので、専属のアシスタントを抱えることもなく、なんとかやりくりして回しているのだそうです。

そんな末広さんの予約の入れ方は、“30分に1人”が原則。予約管理の画面を見せてもらったところ、ほとんどが予約済みの水色になっていました(つまり予約でいっぱい)。

お客様に迷惑を掛けないための”ある工夫”

実際、カットだけでなくカラーやパーマ、トリートメントなどが加わると、現場は上を下への大騒ぎ…かと思いきや、そうならないように、朝礼時にPCの予約画面と手書きの予約表を照らし合わせながら、お客様の回し方をシミュレーションするそうです。しかも、来店後にカラーやトリートメントが追加されそうなお客様の想定も織り込んで、シミュレーションするというのですから、“仕事は準備が8割”をまさに実践しているわけですね。それでもどうしてもお待たせしてしまうこともあるため、「常に目配り、気配り」をおこたらず、飲み物を出したり、雑誌を替えたり、ちょっと一声かけたり、とにかく放っておかないことを心掛けているそうです。

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