人口3,300人・過疎地域の一人美容室に月130人が来店する理由

SNSで仕事のリアルを発信、遠く広島からも集客

サロンのもうひとつの売りが、最新の設備や機器を導入して、髪の健康維持とリラクゼーションの両面を心掛けていること。例えば、まつエクやフットケアなどの施術には専用のベッドを用意し、ヘッドスパにはフルフラットタイプのシャンプー台を用意するなど、できるだけ快適に施術が受けられように、少し値は張るが専用の設備を揃えている。

また、キャップ式のスチーマーを使って髪に水分を補給し、しなやかで潤いのある髪をキープする。

中島さんは、こうしたトータルビューティメニューのBefore-Afterやサロンの営業風景などをSNSを活用して発信することで、隣接する町はもちろん、松江市や広島市など車で2時間くらいかけて来店する顧客もつかんでいる。それが、月間で130名の顧客を呼んでいる秘訣にもなっている。これからの中島さんの活躍がますます楽しみだ。