2人のモデルで注意点も解説! 5Gトリートメント+パーマの実力

発売中の4月号のモデルさんのケースも
思い切って見せちゃえ!

どうも、CHIAKIです! 今、発売されている『経営とサイエンス』2020年4月号、ご覧いただけたでしょうか。5Gトリートメントとパーマを駆使すると、これまで「こんな髪にはパーマは無理!」って言われていた、いわゆるパーマ困難毛でも、ちゃんとパーマがかけられるんです、ってテーマでお届けしております!

4月号では、これまでパーマは無理と言われていた5つの困難毛に、5G+パーマで乗り切る術をご紹介しています。今回は、その中でとても対照的な2ケースの困難毛についての対応例をリークしちゃいます。内緒ですよ(笑)。しかもここ数回、ウイッグだけでの展開なので、今回は、実際のモデルさんのビフォア→アフターをお見せしたいと思います。

【1人目・細毛】ビフォア

猫毛の細毛です。全体にハリ感がない髪質で、ケミカルダメージが進行しやすいのが特徴。部分的によれるクセもありますね。ケミカル履歴は、ここ半年の間にブリーチによるハイライトやパーマをしたことがある髪だとか。
企画を担当していただいた『MAGNOLiA』のMARBOHさんの見立てでは、ダメージ度は、5段階で4.2だそうです。

今までは施術を諦めていた「リスク」

たぶんこういう髪にパーマをする場合は、通常はホット系ですよね。熱の力を活用するのが定石ですが、当然、その分のリスクもあります。なぜなら、このお客様は、ケミカルダメージが進行しやすい髪質。ここが大きなネックになってくるはずです。だから、これまでなら「やっぱパーマは無理かなー」とあきらめざるを得なかったのではないでしょうか。

今回は、こちらに5Gトリートメントの活性ケラチンに属するAEDSケラチンを使って髪に弾力を出しながら、同時にコールドでパーマをかけるという試みを行っていただきました。

【1人目・細毛】アフター

気になる仕上がりは、こちら。

結構、リッジ出てますよね。コールドなので、硬くは見えないソフトな質感もいい感じ。あの猫毛にこのくらいのリッジが出るなら、しかもコールドで出しているわけですから! こりゃ、合格ですよね! ちなみに還元剤はシステアミンを使用。

【2人目・普通毛】ビフォア

対して、こちらのお客様。ビフォアの状態はなんら問題なく見えます。

髪質は、普通毛。ケミカル履歴は、以前、中明度のアルカリカラーをしたことがある程度。ダメージ度だけ見ると、5段階で1.5のローダメージ毛です。

実は要注意な髪質

やっぱ、こんなの普通にかけられるんじゃないの?パッと見はそうなんですが、実はこのお客様は、キューティクル過敏毛の髪質なんです。キューティクル過敏毛というのは、キューティクルが薄く、枚数も少ないためケミカルダメージがしやすい髪のことです。

先ほどのお客様は猫毛という明らかにわかりやすい特徴から、パーマが難しいと判断したケース。ある意味、判断しやすいケースと言えます。でも、こちらのお客様はパッと見だけでは判断しにくのが厄介なところです。

髪質を見極める2つのポイント

判断のポイントは、やはり問診での確認が基本。それ以外のところでは、視触診での特徴だそうです。判断ポイントは、髪はしっかりとしているのにボリュームが出にくいという点なのだとか。このタイプの髪にパーマをするとき、しっかりと問診や視触診をしないと、普通毛用の薬剤を選定して、髪を過度に傷ませてしまうことが予測できます。かといって、髪のダメージはそこまでじゃないので、弱い薬剤を選定するとかからなくなる。そういう理由から「この方にはパーマはお勧めできないな」となりがちなんです。さて、こちらもアフターが気になりますよね。

【2人目・普通毛】アフター

このふんわり感! 全然、華やかさが違います!ちなみにこちらはタンニン酸を使って独特のコシをつくることで、パーマを可能にしています。還元剤は、システアミンです。

できなかったことが、できるようになると、何となくお客様に提案したくなりますよね。これまでのできない壁を越える鍵は、5Gトリートメントの活用です。しかも、5Gは施術の前なのか、中間なのか、後なのかで、その効果が変わってきます。
今発売の「経営とサイエンス」2020年4月号(当該号へのテキストリンク)には、そうした情報についてももう少し詳しく書いてあります。気になる方は是非とも見てくださいね!。

経営とサイエンス2020年4月号

第1特集:“弾力サポート”が今までできなかったパーマを可能に

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