“5Gトリ”が広げる 微還元トリートメント&HC/塩基性染料の可能性

てんこ盛りセミナーで学んだ!
微還元トリートメントで色持ちをアップさせつつ、
プレックスがナチュラルなハリ感をつくる

どうも、CHIAKIです! 先日、都内某所にて、面白いセミナーをやっていたので、ちょっと拝見しに行ってみました。テーマは、「微還元トリートメントとHC/塩基性染料」の使いこなし。しかも今回は、そこに5Gトリートメントも複合させたスペシャルテクニックの提案です。

今、世の中では、アルカリカラーのジアミン染料の刺激に敏感になっているお客様が増えていると聞きます。そんな流れを受けて、厚生労働省も「ジアミンを使った染料の代替策があるか」をサロンの現場に求めているような動きもあります。そこでの活躍が期待されている染料のひとつが、「HC/塩基性染料」です。

前置きはこのくらいにして、当日のセミナー主催者は、コチラ。

『Natural』の長谷川佳史さん。通称ヨシさんです。

更に進化したアプローチ

ちなみに、ここまで読んだところで、「なぜ、微還元トリートメントとHC/塩基性染料を一緒に使うの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。答えは、ズバリ、一緒に使うと色持ちがアップするんです。通常、2週間くらいと言われているHC/塩基性染料の色持ちですが、ここに微還元トリートメントを加えると、その持ちは、1か月くらいまで伸びると言われています。

実は、ヨシさんには、弊誌の2018年6月号でも「HC/塩基性染料の色持ちを1か月にするには?」というテーマで特集を担当いただきました。このときは、1か月、本当に持つの? という部分をリアルガチでおさえるため、カラー後と1か月後の合計2回の撮影をさせていただきました。

「経営とサイエンス」2018年6月号
※誌面画像タップで当該号ページへジャンプ

ちなみに、この特集では、「なぜ色持ちするかのメカニズム」や、「どんな微還元トリートメントが適しているか」についても解説しているので、気になる方は是非とも読んでほしく思います。またまた話がそれちゃいましたが、伝説の6月号から早、2年。今日のセミナーでは、さらに進化したアプローチとして、5Gトリートメントの合わせ技を披露してくれるそうです。

では早速、ビフォアから。

ここ1年くらい酸熱系トリートメントとアルカリカラーを1か月おきに繰り返している髪。さらに3か月前に、そこへホット系パーマをプラスした状態だそうです。ちなみに酸熱系はグリオキシル酸を使っているようです。結構、いろんなケミカル履歴が複合されている髪ですね。根元のほうにはちょっとうねりがあります。近づいてみると、髪色も結構、明るめですね。

微還元トリートメント&HC/塩基性染料の施術は、こんな感じです。

  1. 微還元トリートメントで前処理
  2. 5Gトリートメントを塗布(今回はジマレイン酸ビス-アミノプロピルジグリコール)
  3. HC/塩基性染料を塗布(今回は、ブルーアッシュ系を使用)

施術の詳細は、大人の事情でちょっとだけアレンジしておりますが、いたってシンプルですよね。「いやー、仕上がりどんな感じになるかなー」なんて、ワクワクしていたら、おもむろにヨシさんが何かやり始めました。

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