秋口から年末にかけての店販商戦に向けて知るべき1つのこと

店販が伸びた「本当の秘訣」

邦子さんは、先ほどのキャンペーン成功のコツを、株式会社セブンツーセブンのスクールで聞いたのだそうです。聞いた当初は、「あ、それ、何かの本に書いてあることだ」と思って流しちゃったのとか。ちなみにそのスクールは、自店で成功した様々な施策を事細かに、そのお店のオーナーさんがレクチャーくださる内容。まさに至れり尽くせりじゃないですか!

なのに邦子さんは、当初のスクールでは、いろんな成功事例を「あ、これも聞いたことある、あれも知っている」のような感じですべてスルーしていたのだそうです。で、あるとき、「自分って、聞いたことある、知ってるばかりで、全然実践していないな」と気づいたのだとか。そこからが邦子さんのスゴいところ、手始めに、先ほどのキャンペーンの声がけを行い、サロンの空気がどんどん変わっていったのだそうです。

突然ですが、人間の脳は、常に保守的と言われます。新しい変化を嫌うようにできているそうです。そうですよね、例えば原始時代に常に新しい木の実ばかり食べていたら、毒に当たって死ぬ確率が増えてしまいます。それなら以前食べて大丈夫だったものを食べるのが安全。やっぱそう思いますよね。そうした習慣がDNAレベルで刻まれ、わたしたちの脳は保守的になったと言われています。だから新しい試みを行うのが、つい、おっくうになったりするわけです。

そこを、「えい、やっ!」とばかりに踏み切ってみる。これが『AUPRES』さんのサロンの店販が伸びた本当の秘訣。やっぱり実践あるのみなのです。「実際にやってみるからこそわかることもある。また実践してみて違うと思ったら改善してみる。それでもダメなら止めればいいじゃないですか」。さすがです、邦子さん!!

取材では、キャンペーンの成功を後押しした『AUPRES』流のPOPづくりについてもお聞きしております。気になる方は、2019年11月号のセブンツーセブンのルポページを見てみてくださいね。

経営とサイエンス2019年11月号

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