ネットで言われている「脱染剤」って本当のところ、どんな剤?!

脱染剤って、アルカリカラーの染料だけを削るって本当なの?

どうも、CHIAKIです! 最近、黒染め落としにハマっています。先日、会議で「よくネットに書いてある脱染剤って何?」と質問されたので、今回は、この脱染剤について書きたいと思います。

脱染剤の定義についてご紹介します

実は、脱染剤って、メーカー各社さんのカテゴリーでいろんな定義がされているのが現状なんです。そこで今回のブログでは、日本ヘアカラー工業会や日本パーマネントウェーブ液工業組合という美容メーカーさんが集まっている団体が分類している内容で考えたいと思います。これはある意味、メーカーさんの集まりの統一見解でもあるので、一定の客観性があるはずです。

上記の団体の定義では、脱染剤とは、メラニン色素アルカリカラーの染料のいずれも分解できるものと整理しています。

簡単に言うと、パウダーブリーチってことです。医薬部外品に属します。もちろんパワーがあるだけに髪への負担もあります。

ネットなどでは、脱染剤を「アルカリカラーの染料だけを分解して、メラニン色素は分解しない剤」と解釈している記事などもありますが、正確には、脱染剤はメラニン色素もアルカリカラーの染料も分解するタイプの剤なのです。ちなみに脱染剤の中には、剤のパワーを弱めてアルカリカラーの染料だけを分解する設定でつくられたものもあります。編集部は、今度発売の8月号で、この剤を「酸化タイプのティント除去剤」と呼んでいます。

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