アンダートーンを削らない脱染剤を活用しないのはモッタイナイ

「脱染剤」を上手に活用するメリット

こんにちは、大久保です。ここ最近、いろんな意味でブリーチが話題になっていますが、美容室でなぜ「脱染剤」メニューが広がらないのだろうと密やかに思っております。

ここで言う「脱染剤」とは、メラニン色素はあまり壊さずに酸化重合した染料だけを分解していく剤です。現状では、過水を使うタイプと還元剤を使うタイプの2種類があります。

ダメージの少ないカラー提案が可能に

何人かの美容師さんに聞いたところ、思った以上に染料が抜けないとか、そもそも使ったことがないという声が…。

でも…、特にグレイカラーでホームカラーとサロンカラーを併用している人が増えている今、
「脱染剤」を上手に活用したほうがダメージの少ないカラー提案ができるので、自宅で暗く染めてきた人への対応アイテムとして用意しておいたほうがいいと思うんです。

そこで「経営とサイエンス」2019年8月号ではやります!「黒染めからの低ダメージカラーチェンジ」の中で、脱染剤の特性と活用法を、プレックス系を使ったブリーチ技術と併せてご紹介。
毛束数十本と格闘しながら、この企画を担当してくださったのが、こちら。

ブリーチではない「脱染剤の活用」原宿の美容室『PAPERS』窪田代表が実践。

東京原宿のサロン“PAPERS”の代表・窪田圭志さん。

4レベル、5レベル、6レベルのカラー剤で染めた毛束を、2タイプの脱染剤やブリーチ剤で脱色してもらい、それぞれの特性を確認してもらいました。

「リフト力に当然差が出るわけですが、脱染剤も使えないわけではない。お客様の希望の色味やダメージ具合を踏まえ、何を選択するかが大切です」と窪田さん。

2019年8月号(7月1日売り)が楽しみです!

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