「CMADKとパーマ」で他店と一味も二味も違うメニュー提案ができる!

パーマとCMADKの相性を3つの視点で検証

どうも、CHIAKIです! 前回のブログ(前回のブログへのテキストリンク)でちょっとだけ触れた「パーマとCMADK」の話、みなさん覚えていますか?

今、発売中の『経営とサイエンス』6月号の特集企画の話です。今回はこのことについてお話したいと思います。パーマと言えば、今では差別化メニューの強力なアイテムのひとつ。このコロナ禍の自粛明けの新鮮なメニュー提案ではきっと絶大な力を発揮してくれるに違いありません。

そんなわけで6月号では、パーマと5Gトリートメントの相性を探るべく、その中のアイテムのひとつとしてCMADKを取り上げました。ところでみなさんは、5Gに限らず、処理剤とパーマの相性を考えるとき、どんな点に着眼しますか?

企画にご協力いただいた浜口ユウイチさん率いる『gite』の検証チームといろいろ打ち合わせを重ねる中で、「今回は一番ベタな展開で考えよう!」ということになりました。なので、検証してみたのは、

  1. 「5G処理した髪にパーマをかける」ケース
  2. 「パーマした髪に5G施術をする」ケース
  3. 「5Gをパーマの中間水洗で使う」ケース

の3パターンにしました。これ、かなりわかりやすくないですか。

検証はいつものゴリゴリで決行!

  1. 「5G処理した髪にパーマをかける」 →パーマがかかるか
  2. 「パーマした髪に5G施術をする」→パーマがとれるか
  3. 「5Gをパーマの中間水洗で使う」→パーマのかかりに影響があるか

がそれぞれ検証で確かめる要素になります。

撮影では、モデルさんを使ったイメージカットなども行いましたが、検証のコーナーはそれとは真逆のいつものようにゴリゴリの内容です。
先ほど整理した3つの検証内容を、「パーマのかかり上がり」「1回シャンプー後の状態」「10回シャンプー後の状態」の3ケースで比較しています。
今回のブログでは、これら3つの検証を、CMADKを使った場合で見てみようと思います。

「5G処理した髪にパーマをかける」ケースではどうなった?

検証用のウイッグは、すべて15段階で13レベルまでブリーチしたものを使用し、パーマにはシステアミン系のカーリング料を使いました。

まずは、CMADKなしでパーマのみウイッグを見てみましょう。いわばこれはさらの状態にパーマだけしたものと考えてください。下が写真です。かかり上がり、1回シャンプー、10回シャンプーの順に並べました。

かかり上がりは、カールは出ていますが、触ると手触りなどはかなりひどい状態でした。

ガサガサ、ゴワゴワって感じです。それを1回シャンプーすると、だいぶカールが落ちてしまい、質感もかなり劣化。パサつきもひどい状態になりました。さらに10回シャンプー後には、カールもっとダウンして、質感のゴワつき、ガサつきは写真でお伝えできないのが残念なくらい強烈に悪くなってしまいました。

指はほぼ通りません。続いて気になる「CMADK処理→パーマ」のウイッグはというと……。こちらもかかり上がり、1回シャンプー、10回シャンプーを並べてみます。

かかり上がりは、髪にハリが出た分、「パーマのみ」と比較すると、全体のリッジ感は高いようですね。

また髪がしっかりしたため、毛先のまとまりも◎。

それを1回シャンプーしてもカールはまだ残っています。
もちろん強い弾力感もキープ!

さらに10回シャンプー後は、さすがにカールは弱くなったけれど、「パーマのみ」よりもリッジは十分にありますね。独特のハリ感も7割くらいは残っています。なおこれらの写真は、例のごとくテスト用なので、明るさなどにパラつきがあるのはどうかご勘弁ください。

で、CMADKは使えるの?

気になる検証結果は、処理した髪にパーマをかける」ケースではパーマがかかることがわかりました。

しかも単純にかかるだけでなく、リッジがアップする、弾力がプラスされる、まとまりもよくなるという特性もあります。

サロンワークで使う場合は、ケミカルダメージでヘタった髪にパーマをかけるときのリッジ補強として使えるのではないでしょうか。

また『gite』検証チームから、裏技的アドバイスとして、「それでも髪質的にリッジ感が出にくい場合は、MX-CMADK→パーマの施術で、MX-CMADKを塗布後、流さずにカールアイロンを使うと、安定したカール感をつくることもできますよ」と一言いただきました。

ありがとうございます! と、ここまでかなり長くなってしまったので、あと残り「パーマした髪に5G施術をする」ケースと、「5Gをパーマの中間水洗で使う」ケースの2検証は次回のブログでご紹介させていただきます。楽しみに待っていてくださいね!

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