お客様の100%マスク着用施術を可能にするには!?④

ネットで紹介の様々なマスク着用アイデアを、編集者が試してみた④

こんにちは。サクマールです。
美容師側の感染リスクも減らすために、お客様にマスクを着用していただいたまま施術を行う方法を、サロンで実際に試してみる企画(?)の第4弾。
(たぶん)最終回である今回は「使い捨てマスクを、キッチンペーパーで手作りする」を試してみました。

ロール状のキッチンペーパー一枚を使用

ロール状のキッチンペーパー1枚を、
ただ蛇腹状に折って端をサージカルテープで留めただけの簡易版。
肌にもサージカルテープで留めて、鼻にフィットさせながら広げる

Case4 キッチンペーパーで作った簡易使い捨てマスク

最終手段として挙がっていたのは、使い捨てマスクをサロン側が手作りしてお渡しするという方法。たしかにネット上にはハンカチや手ぬぐいどころか、キッチンペーパーやコーヒーフィルターでマスクを作る方法がたくさんアップされていましたね。

ようやくキッチンペーパーも手に入りやすくなってきたので、お客様に最も気兼ねなくマスク着用をお願いする方法をとしては、サロン側が簡易手作りマスクをお渡しする、という作戦はアリだと思いました。とはいえ、恥ずかしながらサクマールはかなり不器用なので、めちゃくちゃ簡単な方法での制作です。

これはキッチンペーパー1枚を両端から蛇腹に折りたたんでいっただけのもの。ペーパーを留めるのも、肌に貼るのもサージカルテープを使います。鼻に合わせるように乗せて両端を頬にテープで留め、上下に広げた状態が下の画像。意外にも…たいそう快適。けっこうしっかりフィットするので隙間から毛が入りにくいし、毛クズだらけになってもあとは捨てるだけだし

ただ…あまりにも適当な造りで、非常にダサい…。それと、店内で自分だけがしている状態だったので、ちょっと恥ずかしい(多分、誰も気づかなかったと思いますが)。もっときれいに作られていて、サロン内の全員がそのマスクをしている状態だったら、私的に断然1位がこの方法だと思いました。

ただし「他人が触れたものは嫌」という方もいらっしゃるかもしれませんから、きちんと消毒した状態で作っていることをインフォメーションしたり、ご自分のマスクのままでも施術できる方法を用意する必要はあると思いました。

見た目はともかく…快適だった使い捨てペーパーマスク

※実際にサロン側がキッチンペーパーによる
本格的な手作りマスクを配布し、100%着用施術を実現させている事例を、
8月号で詳しくご紹介いたします!

経営とサイエンス2020年8月号「新型コロナウイルス感染症第2弾対策

様々な「お客様のマスク着用施術」アイデアをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 美容師の皆さんの安全のためにも、ぜひ普及していってほしいと願っています。
他にも「こんなアイデアがある」「こんな工夫をしている」がありましたら、
ぜひ編集部にお寄せくださいませ!