毛包の再生治療が2022年には始まる? 毛髪再生医療の最前線のお話を聞いてきた

こんにちは、大久保です。ちょっと前になりますが(6月17日)、日本毛髪科学協会の全国セミナーが東京で開かれたので、参加させていただきました。専門家による最先端のお話が3本もお聞きすることができたのですが、そのうちの一つをかいつまんでご紹介します。

タイトルは「毛髪を新生する毛髪再生医療の最前線」。お話してくださったのは、国立研究開発法人 理化学研究所 生命機能科学研究センター 器官誘導研究チームのチームリーダー、辻 孝 先生。

日本毛髪科学協会のセミナーで「毛髪再生医療の最前線」について講演する理化学研究所の辻孝先生

会場には、美容師さん・理容師さんの姿もありましたが、メーカー関係者も多くいらっしゃった感じです。辻先生のお話は最先端ですから、簡単にここで説明するのは至難の技です。でも、トライしてみます。

再生医療の現在

現在の再生医療は、第三世代だそうです。第一世代は、幹細胞移入療法。第二世代は、組織再生療法。そして第三世代は、器官(臓器)再生療法なのだそうです。

器官、つまり毛髪の場合、毛根あるいは毛乳頭になるわけですが、その毛根を再生するには、通常の毛包の立毛筋付近のバルジ領域にある上皮性幹細胞と、間䈎系幹細胞がカギを握るのだそうです。ダメですね。こちらに知識が不足しているので、やっぱり説明がわかりにくいですよね。

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