営業時間1時間短縮でも売上アップのサロン

こんにちは、大久保です。先日、沖縄県那覇市にある美容室「エルサフィログラシアス」さんにお邪魔しました。その時撮った写真がこちら。

左上の時計にご注目

沖縄県那覇市の美容室『エルサフィログラシアス』

5時少し前を示してますよね。夕方5時前のサロンでのスナップです。夕方5時なのにお客様がいらっしゃらず、そんなに暇なサロンなのと思いの方、違います。営業が間もなく終了なので、お客様がいらっしゃらないのです。

「エルサフィログラシアス」さんは、昨年の5月から“働き方改革”の一環として営業時間を9時~17時に変更されました。その決断をされたオーナー美容師がこちら。

オーナー・山下速彦さん

それまでは、9時半~18時半だった営業時間を1時間短くしました(オープン当初は11時~21時の営業だったとか)。なぜ営業時間を短くしたのかというと、スタッフが育児と仕事の両立をしやすくするため。山下さんを含め7名のスタッフのうち、4名が育児もしている女性スタッフなのです。
「スタッフに長く働いてもらいたい。その思いです。全員が同じ営業時間で働くようにしたのは、不平等感を無くすという意味合いです」

営業時間短縮で売上アップの”なぜ?”

営業時間を1時間縮めるとなると、売上への影響が心配するところなのですが、対前年比で10%近く伸びているそうです。その理由をお聞きしたところ、午前中に来店希望のお客様が思った以上に多かったこと、そして、お客様に接していないアイドリングタイムが大幅に削減できたことが大きかったそうです。「エルサフィログラシアス」の“働き方改革”の取り組み、「経営とサイエンス」5月号で詳しく紹介しています。

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