「スパに興味ないお客様」の関心度をグッと上げる2つの方法

19年6月14日の記事でご登場頂いた東京都台東区の美容室『dolls』。20代で下町・谷中に出店した共同経営者のお二人がつくる「アート×美容」の空間が、地元だけでなく遠方からも人が集まるコミュニティとなっているエピソードをご紹介しました。

『dolls』ではヘッドスパにも力を入れており、お客様にとってスパがカットやカラー同様、毎月受けるメニューになるよう、定着を目指しています。そこで今回は同サロンが実践する「お客様をスパ好きにさせる 2つの方法」をご紹介します。

下町でスパ好きを増やそう!
方法その1.価格設定

『dolls』ではヘッドスパメニューが次の様な値段で構成されています。

・ヘッドスパのみ
2000円
・他メニューにプラスする場合
1500円

※価格は税別|2019年6月現在

一般的なヘッドスパに比べて、安価で提供されています。まずはこの価格設定についてお二人に伺いました。

美容室『dolls』(東京都台東区谷中)

Q.ヘッドスパの価格が1500円からと手頃ですが、その理由を教えて下さい

A.まず、ヘッドスパ自体が敷居が高いメニューというイメージを持たれやすいですよね。基本的に高額で提供されることが多いので、特別な日や自分へのご褒美としてたまに受けるもの、という認識の方も多いと思います。

ですが、髪・頭皮のターンオーバーのことを考えると、本来、スパは毎月受けるべきメニューだと考えています。当店のメニュー比率ではカットが多数。プラス1500円なら、気軽に受けられますよね。毎月受けて頂くことで、お客様にスパの大切さをしっかりと伝えています。その分、施術時間は15分程度のクイックな内容です。

1500円からのクイックスパの提供で、毎月のケアの大切さを伝えている『dolls』。しかし、価格の安さだけで、お客様に繰り返しヘッドスパを受けて貰えるわけではありません。

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