酸トリには、アイロン操作がポイント?!

どうも、CHIAKIです!

先日、

アリミノさんにて、

こちらの先生のセミナーに

潜入しておりました。

『Rescue Hair』の菊地さんです。

『経営とサイエンス』でもお馴染みの美容師さん。

左は、アリミノ研究所の看板副所長の大郷さんです。

菊地さんと言えば、

言わずと知れたストパーの名手。

サロンでは、半年〜1年先まで予約で一杯だそう。

ウチからも「プレアイロンストレートパーマ 改訂版

を上梓してくださってます。感謝!

当日は、

アリミノさんの『クオライン』の新製品を使った

デモを見せていただきました。

まずはビフォアから

例のごとく

受講生の皆さんは視触診します。

スマホに記録。

細いけどしっかりした髪。

2か月に1回にアルカリカラーをしていて
半年前にストパーをしたそうです。

中間部のソギが厄介そう…

菊地さんは

ストパー施術の施術法を6つに分類しているんです。

最新は、プレアイロンを使った施術で

「パターンF」と呼んでいます。

本日も「パターンF」かなー、

なんて思っていたら、

なんと「パターンA」でいくそう。

パターンAとは、

一番オーソドックスな施術です。

①1剤塗布→放置→流し

②ドライ

③アイロン操作

④2剤塗布→放置→流し

⑤ハンドブロー

という、皆さん馴染み深い流れ。

確かに

新しい『クオライン』の性能を見せるわけですから

一般的な施術が一番ですよね。

でも菊地さんには

もうひとつの意図があったよう。

「ひとつひとつの所作の精度を上げるだけでも

かなり仕上がりのクオリティは上がるんですよ」

なるほど。

ちなみに所作とは、

施術時のひとつひとつの動作です。

経営とサイエンスの2016年7月号

でも紹介しました。

当日は

そんな所作の意味を解説しながら、

パターンAの施術を披露。

特に面白かったのが

アイロン操作でした。

「スループレス」という所作が

目を惹きました。

ここ数年、

ストパーのアイロンは「スルー」が

定番でした。

もちろんダメージを考えたとき

これは大切なこと。

ただし、

スルーにこだわりすぎると

アホ毛やポヤ毛といった浮き毛が

処理できなかったり、

クセがキレイに面で整わなかったりするそう。

だから

「スループレス」!

しかも

アイロンの所作の解説で

菊地さんは興味深いことをポツリ。

「スループレスをマスターすれば、

今、話題のグリオキシル酸などの

「酸・熱」トリートメント

の施術のクオリティも上がります」

マジッすか!

確かにアイロンの所作、大切だな!

気になるやり方はというと、

まず

アイロンを当てるとき

スライスを引き出しますよね。

そのとき

引き出したスライスそのものの

面が整っていることが大事。

それで

その根元側に

アイロンを接触させ

軽くスルーすることでさらに面を出し

その面をキープするために

軽くプレスする。

これを意識するだけで

仕上がりはかなり変わってくるそうです。

所作をガン見してしまい、

寄りの写真撮るの忘れてしまいました(涙)。

ちなみに

菊地さんのアイロンのポイントは、

以下の通り。

シェアさせていただきます。

・プレートの汚れをキレイにしてアイロンの電源を入れる

・スライス単位でブロッキングできるように大きめのセクションで分けておく

・ネープからスライス単位で ブロッキングしていく

・スループレスでアイロンを操作する

・力加減は、お客様の頭が揺れない程度のテンション。アイロンの握りが強すぎると表面の枝毛が反り返るので注意

・ネープの第一線、顔周り、前髪などアイロンがつかみにくい箇所は細めのアイロンで対応

・時間は、早く終わる人で45分、時間のかかる人で80分程度が目安

菊地さん、ありがとう!

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