合理性・衛生・コロナ対策の点から見た、サロンの「二足制」①

超合理的思考からの発想!
『Dears』の「二足制(土足禁止)」システム”

こんにちは。このブログでは初登場となりますが「経営とサイエンス」のサクマールと申します。以後、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、下の写真は何かといいますと…。

6月号の第2特集の「生産性&リピート率アップ 低離職率&残業削減を実現 髪質改善サロン『Dears』から学ぶ経営のヒント」の取材で長野市の『Dears(ディアーズ)』檀田店に伺った時の、私の足元(スリッパ)…と、エントランスのボード下に置かれたナゾのサンダルです。

そう、『Dears』檀田店さんは、お客様に入り口でスリッパに履き替えていただく「二足制」、つまり「土足禁止」スタイルのサロンなのでした。エントランスのボードの下のサンダルは、スタッフがお客様をお見送りする際、すぐ履き替えられるように、外履きとして用意されていたものだったんです。

北原孝彦代表によると、スリッパへの履き替えによって室内の床汚れが格段に軽減されるため、スタッフによる清掃時間の短縮につながるとのこと。営業中の床掃きは、クイッ〇ルワ〇パーに使用済みのフェイスガーゼを巻き付けて拭きとるだけOKという合理的、かつ手軽さなのだそうです。確かにエントランスから、床はピカピカ。

なるほど…外からの汚れを持ち込まないことで、室内の清潔度は上がる=掃除もラクになる。靴を脱いで上がる日本家屋システムが、欧米の家に比べて衛生的と言われる理由ってそこですものね、と、改めて二足制の利点を再確認した出来事でした。

大胆な発想転換で北原氏が実現した高単価・高リピート・高待遇サロンは、この件に限らず、実に隅々まで徹底した合理主義、というか「スタッフに本業以外の部分で無駄な手間をかけさせない」という視点で考え抜かれていて「目からウロコ!」の連続体験でした。

6月号で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧くださいね!

経営とサイエンス6月号

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