化学物質不使用・共感を生んだ美容室のこだわり

顧客の期待を超える価値提供

情報発信を優先することで、開業から2年で県内外での認知度を高めることに成功した『fleurir』。実際の施術で意識されていることについて掘り下げてお聞きしました。

Q.来店されるお客様が皆様とても健康意識が高く印象的でした。メニューに対する期待度も大きいと思います。施術で意識されていることはありますか。

A.ヘナの産地についてお話することは勿論のこと、実物を見て頂くことを大切にしています。

化学物質へのアレルギーで悩まれた経験をお持ちのお客様もいらっしゃいますので、見た目や香りを感じて頂くことも、施術の中で大切なプロセスではないでしょうか。

文字通り五感でメニューを提供している小野代表。自身の体験がコンセプトの根幹であるため、塗布の際にどのような配慮が必要なのか顧客目線に立ったメニュー提供の追求で高い顧客満足度を実現しています。

Q.サロン経営で今後、目標とされていることについてお聞かせ下さい。

A.当店はヘナ、ヘッドスパからカットまでマンツーマンでのきめ細かな接客で好評を頂いており、自店の強みだと考えています。完全予約制のため、お客様にゆっくり過ごして頂けることも大きなメリット。

この営業スタイルの価値を更に高めることが目標です。美容師として、経営者として、美容室で過ごす時間が1日のメインイベントであって欲しい。内装の工夫をはじめ、美容師として可能な限りお客様に寄り添える場所にしていきたいと考えています。

サロンのコンセプトに共感するお客様が集う『fleurir』。経営とサイエンス2020年6月号では、化学物質不使用のヘアケアを軸にサロンの可能性を広げる小野代表の1日をドキュメント。5月1日の発売にご期待下さい。

取材後記

お客様が帰宅される際に花を手渡す小野代表。これは決して取材のために用意されたシーンではありません。毎日、予約人数分の花を購入するのが小野代表の習慣。これは「美容室は非日常な空間でありたい」という願いから。誌面では、完全予約制の価値向上への取り組みにも注目です。

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