【検証】活性ケラチンの隠れた魅力とは?

スルホン化ケラチンがつくる
新たな側鎖結合の魅力

どうも、CHIAKIです!先週に引き続き、今週も5Gとパーマの相性について記事を書きたいと思います。前回は、プレックス系でお馴染みのジマレイン酸ビス-アミノプロピルジグリコール(以下、ジマレイン酸)のパフォーマンスを見てみました。まだ見てないよという方は、こちらをご覧くださいませ。

検証する薬剤「スルホン化ケラチン」とは?

さて、今日は、スルホン化ケラチンの検証内容をリークします。スルホン化ケラチンとは、5Gトリートメントの活性ケラチンに属する成分です。その特徴は、S-S結合を持っていること。S-S結合とは、髪の側鎖結合の主役ともいえるメインの結合ですよね。それと同じものを持っているんです。

「架橋」とは異なる「側鎖結合」の作用

スルホン化ケラチンは、毛髪内のシステイン残基と結合し、新たな側鎖結合をつくります。この新たな側鎖結合というのは、いわゆる架橋とはちょっと違います。架橋というのは、毛髪内タンパク同士を結び付ける架け橋となることです。つまり、2つの毛髪内タンパクの間に入って、ケラチンが左右の手で異なる毛髪内タンパクをつかんでいるイメージです。

これに対して、新たな側鎖結合というのは、1つの毛髪内タンパクにケラチンが片手でぶらさがっているような感じです。この状態は、新しい側鎖結合が出来ている分、毛髪は強くなっているけど、架橋ほどの結合はしていない状態です。

こう書くと、「じゃあ、架橋のほうがいいじゃん!」ってなりそうですが、必ずしもそうではないんですよね。

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