髪への負担を減らす ホット系パーマの温度管理

ポイントはロッド温度と髪表面温度の関係

どうも、CHIAKIです! 前回お届けした「セミナー」の記事読んでいただけましたか? 『Natural』の長谷川佳史さんこと、ヨシさんのセミナーです。

『Natural』の長谷川佳史さん主宰セミナー

前回お届けした通り、当日のセミナーは、内容がスゴく濃かったっす! ありがとう、ヨシさん!しかし、このセミナーではテーマからちょっと外れたところでも、かなり参考になるデータをいろいろ出していたので、今回のブログでシェアしたいと思います。

ホット系パーマ機器で勘違いしやすい「温度表示」

特に参考になるかなと思ったのが、ホット系パーマ機器の温度管理です。加温の設定をどうするか?という部分でいろいろ試行錯誤している方が多いのではと思い、今回シェアしてみました。
ご存じの通り、ホット系パーマ機器の温度は、本体のインジケーターに表示されるのが一般的です。

どの部分の温度を計っている?

例えば、このとき110℃と表示されていたとしましょう。実はこの110℃というのは、髪に直接当たる温度のようで、実はそうではないことをご存じでしょうか。これは機器のメカニズムを考えると分かります。

まず機器の温度を110℃に設定したら、ロッド内部にあるヒーター部分が加熱し、110℃まで上がっていきます。そしてヒーター部が110℃になった段階で、いったん切れてオフの状態になります。つまり、ロッド内部は110℃からどんどん下がっていくわけです。

ある一定の温度まで下がった段階で、またヒーターが作動し、温度が上がっていきます。つまり、アイロンの110℃設定というのは、110℃とそこから低下した温度を行ったり来たりする感じなのです。

温度の幅はどれくらい?

低下した温度が再加温されるのには、アイロンのメーカーによってまちまちです。一説によると、だいたい設定温度-10℃~―20℃くらいまで幅があると言われているのです。
そう考えると、110℃に設定していても、ヒーターがオフになっているタイミングでは、実際には100℃~90℃くらいまでの温度で施術をしていることもあるのです。

ホット系パーマ機器の温度管理はそのことも前提に設定する必要があります。

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