読者の疑問にお答え! 弊誌20年2月号「ハイライトの”仕上がりの差”」

なぜピンク系だけハイライトラインが出ないか?

もったいぶらないで、教えてくれー!と、言われちゃいそうなので、答えをお伝えします。答えは、カラー剤の彩度が低いからです。

今回使用したメーカーのアッシュ系とピンク系を比較すると、同じ明度(色番号)でもピンクのほうが彩度が低くつくられているようです。

一般に色は、彩度が低いほうがぼんやりと見える傾向にあります。つまり色味をハッキリ感じないわけです。それがハイライトラインのぼんやり感につながったわけです。特に昨今の抜け感やシアー感を重視する染まり上がりのトレンドから考えると、ピンクなどは彩度を上げると、極端な赤や紫に見える可能性があるので、彩度は下げ気味に処方されることが多いようです。

よく誌面などで、「発色はメーカーによって変わります」というのは、まさにこのことなんです。サロンでは、そうした違いにも注意してカラーしないと、思わぬクレームにつながったりするので、リアルガチで注意してください。名古屋の●●さん、ご質問、ありがとうございます。これを読んでいるみなさんも誌面に関する不明点や、ご質問をお待ちしてます!

ちなみに今、発売の2月号では、今回チラ見せしたジマレイン酸以外にも、

  • 「グリオキシル酸誘導体」
  • 「レブリン酸」
  • 「スルホン化ケラチン」

とアルカリカラーの相性や、実際にメニューとして使う場合のポイントまでをガツンと整理しております。気になる方は是非ともご覧ください!


経営とサイエンス2020年2月号
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