コールドパーマで薬液の塗り分けを可能にするワインディング

同じ構成のワインディングなぞ一つもなし!?

こんにちは、大久保です。先日、京田辺市にある「hair & relax 優和」というサロンに撮影でお伺いいたしました。

40~60代の女性に個性的で若々しいパーマスタイルを提案しているDORIさん。彼女のパーマ技術とデザインを撮影するためです。DORIさんのワインディングの巻き収まりは見ているだけでも楽しいです。そして、同じ構成のワインディングなぞ一つもありません。例えば、こんな感じです。

『hair & relax 優和』(京都府)

巻き方を変える理由

ねっ、見ているだけでも面白そうでしょ? 一つとして同じワインディングがないのは、それだけパーマデザインの幅が広いということもあるのですが、もう一つは髪質対応でも巻き方を変えているからなのです。例えば、こちらのワインディングをご覧ください。

いわゆる、根元からのスパイラル巻きですよね。

はじめて見る技術・そこに込められた工夫

これが、どういうふうに髪質対応しているのか?毛先を逃がしているから、そこに強くかからないようにしている?

それもあります。ロングロッドを使って根本スパイラル巻きしている最大の理由は、この後1液の塗り分けをするからなのです。そう、根元に強い薬液、中間~毛先に弱めの薬液と塗り分けができるように、ワインディングしているのです。

こういう施術、初めて見ました!矯正やホット系パーマでは、根本と毛先の塗分けが行われていたりしますが、コールド液での、ワインディング後の塗り分け。まだまだ知らない技術があるんだなと実感した撮影でした。今回の撮影は、DORIさんのパーマデザインやパーマ技術を紹介する目的で行われました。「経営とサイエンス」2020年1~3月号で、ちょっとずつ紹介していきます。

シェアする