グリオキシル酸使用時に起きる硬さの原因と、その解消法

こんにちは、大久保です。ちょっと前から酸熱トリートメントの施術を行うと髪に硬さが生じやすいというようなコメントを見かけたりします。

辻野義雄先生(岡山理科大学)が「経営とサイエンス」の2019年9月号でこの原因を解説していますが、硬さが生じるのは主にグリオキシル酸を使ったケースで起こりやすく、その原因は、グリオキシル酸が作る架橋結合の距離が短いからだそうです。

わかりやすく言うと、短い手でつながっていると動きにくく、長い手でつながっていると動きやすい。その、短い手でつながった動きにくさが仕上り感の硬さとなってくるのだそうです。

仕上りの硬さを解消する方法として、酸熱トリートメントを塗布する前や、酸熱トリートメントを水洗した後にCMCを塗布することがおすすめです。仕上り感が硬くなるのを防いでくれます。こちらのビフォア&アフターをご覧ください。

活性ケラチン

左がビフォアの状態で、右がグリオキシル酸施術を行った仕上りです(「経営とサイエンス」11月号企画より)。グリオキシル酸を塗布する前にCMCを塗布して施術を行いました。見た目しか伝わりませんが、見た目的にも柔らかな仕上がりになっていますよねグリオキシル酸を使う場合、どうやって硬さを抑えるのか、いろいろと対応策があるようです。

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