質感コントロールで他店と差別化|3つのホット系パーマ
動画に登場した3つのホット系パーマ。『前デジ』、『つけデジ』、『後デジ』。ちょっと聞き慣れない言葉ですよね。実は今、これらの技術がサロンで実践され、ホット系パーマの幅が広がっているのをご存知ですか?
どこが違うの? 3つのホット系パーマ
動画では、主に質感の違いをお伝えしましたが、『前デジ』『つけデジ』『後デジ』は工程に次のような違いがあります。
- 『前デジ』
- ナチュラルな質感
- 水巻の状態で加温し、コールドパーマの工程につなげる技法
- 『つけデジ』
- 外国人のくせ毛風
- 1液塗布後・ワインディング後そのまま加温する技法
- 『後デジ』
- しっかりリッジな質感
- 従来のホット系パーマ技法
顧客満足度UPのカギは使い分け
顧客満足度アップで大切なことは、『前デジ』『つけデジ』『後デジ』それぞれの特徴を見極めて、使い分けること。例えば、外国人のくせ毛風がつくれる『つけデジ』にはどの様な特徴があるのでしょう。
『つけデジ』技法セミナーで講師も勤める東京・原宿の『Cura』共同代表・宿利省吾さんにお話を伺うと、そのメリットは「柔らかい質感と時短」。
特に施術時間は、従来の後デジと比べると大幅に短縮出来て、パーマの工程だけなら40分で済むのは魅力です。同時に注意点も教えて頂きました。
『つけデジ』では使用薬剤と加温タイムの関係には十分な配慮が必要。高いアルカリ度の薬液は使用しない方が良いです。できれば2.0以下の薬液をお勧めします。
還元剤はシステアミンをベースにシステインやチオグリコール酸等が配合されたハイブリットタイプですが、チオ換算値としては5.61%。お勧めは3-6%の中還元タイプの薬液です。
還元力が低すぎるとかかりが悪くなるので、どうしても加温タイムを長くしたくなりますが、長くし過ぎるとダメージにつながったり、ウェーブがだれたりしますので、十分注意が必要です。
『経営とサイエンス2019年3月号』では、各技法に合った薬液選定や技術上の注意点を詳しく解説。
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※本号及びブログ記事掲載の「前デジ」「つけデジ」「後デジ」といった名称の元になっております『パイモア形状記憶デジタルパーマ』は株式会社パイモア様の商標登録です。