松本にて、マレイン酸のメカニズムを知る

どうも、CHIAKIです!

行ってきました、松本!

6月号で協力してくれた

『NATURAL』のヨシさんと辻野先生が

セミナーをやるとお聞きして、

しれーっと潜入してきました!

長野松本――

信州といえば、

蕎麦ですよね。

ってことで、まずはコレで腹ごしらえ。

美味しかったーー!

満腹になったところで、

セミナーにGO!

テーマは、

今話題の「酸・熱」トリートメントの成分である

グリオキシル酸や、マレイン酸などの酸成分と、

今年の初め

業界を賑わした

レインボー染料など、最近話題のケミカル成分について

辻野先生が解説するというものでした。

あ、6月号を宣伝してくれている。

ありがたや……

セミナーでは、

いろんな話がありましたが、

一番勉強になったのが、

マレイン酸の反応メカニズム

今回は、これをブログでシェアしたいと思います。

マレイン酸は、

別名をジカルボン酸と言うそうです。

「ジ」っていうのは、「2つ」という意味です。

つまり、カルボン酸が2つある物質という意味らしいです。

ちなみにこのカルボン酸というのは、

毛髪にくっつきやすい手のようなものだのだとか。

それで

これまでは、

このカルボン酸という手が

2つあるから、髪の中に架橋をつくることができる

とも言われていました。

しかし、辻野教授は言います。

「マレイン酸は、

骨格上、手が近いところにあるので、

単品では、

毛髪に架橋をつくれません」

はっ?!

じゃあ、どうなるのよ?

「単品では、

自分で手をつないでしまうんです」と先生。

えっ、それじゃ意味ないじゃないっすか!

もしかして終了の予感(汗

でも、マレイン酸が入っている製品は

結構いいって聞くけど、

あれは錯覚?

などと妄想にふけっていると、

辻野先生は、言いました。

「迷える者よ、」

そして、スマホをかざしながら

「アミノプロピルジグリコールジマレート」

と呪文を唱えました。

呪文というのは、ウソです。

アミノプロピルジグリコールジマレート

とは、単品では架橋をつくれない

マレイン酸を架橋できるようにするため

合成した成分なのだそう。

マレート

というのはマレイン酸のこと。

あれ、よく見ると、その前に「ジ」があるぞ。

ということは、マレイン酸が2つということか。

辻野先生いわく、

マレイン酸が自分で自分の手を

握手してしまうところに

このアミノプロピルジグリコール

という成分を入り込ませる。

ちなみに

マレイン酸は2つあるので、

両端からアミノプロピルジグリコールを

担ぐような感じにあるのだそうです。

セミナーでは、このメカニズムを

なんと、演劇仕立てで解説!

写真を撮ったものの、伝わらないので、

図解にしてみると

こんなふうになります。

で、これが

髪の中に入ると…

ちなみにこのとき髪と

アミノプロピルジグリコールジマレート

スルフィド結合チオエーテル結合しているそうです!

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