パーマ比率40%超えに導いた 2つのアイディア

客単価UPを目指す時に見落としがちなコト

パーマ比率40%以上 顧客を増やすヒントはエイジング

皆さんのサロンのパーマ比率は何%でしょうか?全国平均は、いまだ10%台といわれています。経営とサイエンスは今回、パーマ比率40%以上を誇る3名の方々にお会いしました。お話を伺うと、その高い比率には2つの理由が見えてきました。まず1つ目はターゲット層をエイジング世代に絞ったこと。しかし、ただターゲット層を定めただけでは、売上アップには繋がりません。

2つめの理由は、3名が皆それぞれの強みを活かした方法でパーマメニューの魅力を提案/発信していたこと。しかも、その方法とは、皆様の身近にあるモノ・コトです。

“でも、パーマ比率40%達成って、都心の美容室だけが実現できることなのでは?”

普通の商店街で、平均客単価17,000円

経営とサイエンス12月号では、動画にも登場した3名のパーマ比率40%超えの秘密を明かします。

東京都板橋区のサロンLienの町田睦実さんは、パーマ比率75%。エイジング世代の支持を得る秘訣は”接客”です。「すべての答えは、カウンセリングの中にある」そう語る町田さんは、インフォメーションシートの使い方に特徴がありました。カウンセリング時にチェックした髪の状態を記録するだけなく「近々、お客様のお子様が受験」といったパーソナルな情報もメモ。アシスタントにも情報共有します。

本当に求めるスタイル提案が可能に

すると、「面接=印象が良くみえるパーマスタイル」というロジックでお客様が本当に求めるスタイル提案に繋がり、メニューの質向上を実現。同サロンは、いわゆる普通の商店街に所在。皆様のサロンでも、お客様への提案時、既にカルテやインフォメーションシートを使用しているかと思います。実はその活用方法を変えるだけで、平均客単価のアップに大いに役立ちます。

お客様だけでなく、スタッフ同士にもメリット

町田さんのサロンワークには、他にもチームワークや空間作りの点で興味深い点が見つかりました。”高単価のメニューを提案する際、お客様との会話では、いかに「パーマをしてみたい!」と思って貰えるかが大切”と町田さんは語ります。

経営とサイエンス2018年12月号では、「お客様をその気にさせる仕掛け」を公開。パーマ比率向上だけでなく、お客様に安心される接客のポイントも盛り込まれています。身近に取り入れられるコトから、平均客単価UPにチャレンジしてみて下さい。

3人がエイジング世代をターゲットにした理由

冒頭でもご紹介した通り、3人がパーマ比率を達成した1つめの理由は、「ターゲット層をエイジング世代に絞ったこと。」その背景にはTMTと呼ばれるエイジング世代に共通するポイントがありました。

TMT=Time(時間)・Money(お金)・Trouble(髪の悩み)。エイジング世代はこの3つが豊富と言われています。つまり、サロンの立地に関わらず、お客様への適切なアプローチが、パーマ比率アップ・客単価アップへの近道となります。経営とサイエンス2018年12月号では、そんなエイジング世代の心を掴む「接客」・「理論」・「ブログ活用」の3つを軸に、パーマ比率アップの秘訣に迫ります。